こんにちは。広島県広島市を拠点に、店舗・オフィスの照明工事やデザイン照明、空調工事などを手掛けている株式会社灯です。
今回は、店舗の電気工事ではどのような仕事をするのか、一般的な建物の電気工事との違いや仕事の魅力とあわせて解説します。
結論からお伝えすると、店舗の電気工事は、照明器具やコンセントを取り付けるだけの仕事ではありません。店舗の業態や内装デザイン、働くスタッフの動線まで考えながら、空間に必要な電気設備を形にする仕事です。
飲食店、美容室、小売店、オフィスなど、店舗によって必要な設備や求められる雰囲気は異なります。そのため、店舗電気工事では、電気工事の技術に加えて、図面を読み取る力や周囲の業者と連携する力も身につけられます。
電気工事士への転職を考えている方や、店舗づくりに関わる仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
■店舗電気工事とは

店舗電気工事とは、飲食店、美容室、小売店、商業施設、オフィスなどで、電気を安全かつ快適に使用できる環境を整える工事です。
建物の中に電線やケーブルを通し、分電盤から照明器具、コンセント、スイッチ、空調設備などへ電気を供給します。
店舗では、単に設備が使用できればよいわけではありません。お客様が過ごしやすい明るさ、商品が魅力的に見える照明、スタッフが作業しやすいコンセントの位置なども考える必要があります。
例えば、飲食店では厨房機器や冷蔵庫に使用する電源、美容室ではドライヤーや給湯設備を使用するための電気容量が必要です。物販店では商品の見え方を考えた照明計画が重要になります。
店舗の業態によって必要な電気設備が変わるため、現場ごとに異なる経験を積める点が店舗電気工事の特徴です。
■店舗電気工事の主な仕事内容

・配線・配管工事
照明器具やコンセントなどへ電気を届けるため、天井裏や壁の中に電線を通します。
建物の構造や内装の仕上がりを確認しながら、安全で無理のない配線ルートを考えなければなりません。配線を保護するための電線管を設置する配管工事を行うこともあります。
完成後には見えなくなる部分ですが、店舗の電気設備を支える重要な仕事です。
・照明器具の設置
店舗では、ダウンライト、スポットライト、間接照明、ペンダントライトなど、さまざまな照明器具を取り付けます。
同じ照明器具でも、設置する位置や照らす方向によって空間の印象が大きく変わります。商品を目立たせたいのか、落ち着いた雰囲気にしたいのか、店内全体を明るくしたいのかによって施工方法も変わります。
設計図どおりに取り付けるだけでなく、現場の状況を確認しながら角度や位置を調整することもあります。
・コンセントやスイッチの設置
レジ、厨房機器、冷蔵庫、パソコン、清掃機器など、店舗ではさまざまな電気設備が使われます。
必要な場所にコンセントがなければ、スタッフの作業効率が下がるだけでなく、延長コードの多用によって安全性が低下する可能性もあります。
店舗のレイアウトやスタッフの動線、使用する機器の消費電力を確認しながら、コンセントやスイッチを配置します。
・分電盤や電源設備の工事
分電盤は、建物内に送られてきた電気を照明やコンセント、空調設備などへ分けるための設備です。
多くの電気機器を使用する店舗では、必要な電気容量を確認し、設備ごとに適切な回路を設けます。電気容量が不足している場合には、回路の増設や電源設備の見直しが必要です。
店舗を安全に営業するためには、目立つ照明器具だけでなく、こうした電源設備の適切な施工も欠かせません。
・業務用エアコンや換気設備の電気工事
店舗の電気工事では、業務用エアコンや換気扇などの設備に電源を接続する作業もあります。
特に飲食店や美容室では、室温や換気環境がお客様の快適性やスタッフの働きやすさに影響します。
設備業者と施工位置や工事日程を確認しながら、必要な配線や電源工事を進めます。
・看板や屋外照明の工事
店舗の外に設置する看板照明、外壁照明、植栽照明なども電気工事士が関わる設備です。
看板や外観を照らすことで、夜間でも店舗の存在を伝えやすくなります。また、入口や通路を適切に照らすことは、安全性の確保にもつながります。
屋外に設置する設備は雨やほこりの影響を受けるため、防水性や耐久性も考えて施工します。
■店舗電気工事は他業種との連携が重要

店舗工事の現場では、電気工事士だけで作業を進めるわけではありません。
内装業者、大工、設備業者、空調業者、塗装業者など、さまざまな職種が同じ現場で作業します。
例えば、壁や天井を仕上げた後では、内部に配線を通せなくなることがあります。そのため、どの段階で配線し、いつ照明器具を取り付けるのか、ほかの業者と打ち合わせながら進めなければなりません。
店舗のオープン日は決まっていることが多く、限られた工期の中で各工程を調整する必要もあります。
最初は分からないことがあっても、現場経験を重ねることで、工事全体の流れや他業種との関わり方が分かるようになります。
■店舗電気工事で身につく技術

店舗電気工事では、配線や器具の取り付けといった基本技術に加え、さまざまな力を身につけられます。
・電気図面を読み取る力
・店舗の用途に合った設備を考える力
・照明器具の位置や角度を調整する力
・現場の状況に対応する判断力
・他業種と連携するコミュニケーション力
・工程や安全を管理する力
経験を積むと、施工だけでなく、現地調査、見積もり、図面作成、施工管理など、担当できる仕事の範囲も広がります。
第二種電気工事士や第一種電気工事士、電気工事施工管理技士などの資格取得を目指すことで、将来のキャリアアップにもつなげられます。
■店舗電気工事のやりがい

店舗電気工事の大きなやりがいは、自分が施工した設備によって、何もなかった空間が店舗として完成していく過程を見られることです。
配線工事をしている段階では完成形が見えにくくても、照明が点灯すると、空間の雰囲気は大きく変わります。
自分が取り付けた照明によって商品がきれいに見えたり、お客様が過ごしやすい空間になったりすることも、この仕事の魅力です。
また、飲食店、美容室、オフィスなど、現場ごとに内装や設備が異なります。同じ作業だけを繰り返すのではなく、さまざまな店舗づくりに携われるため、幅広い経験を積めます。
店舗のオープン後、自分が工事に関わった場所を多くの人が利用している姿を見られることも、大きな達成感につながります。
■店舗電気工事に向いている人

店舗電気工事では、経験や資格だけでなく、仕事に取り組む姿勢も大切です。
特に、次のような方は店舗電気工事の仕事に向いています。
・ものづくりや空間づくりが好きな方
・一つずつ技術を身につけたい方
・周囲と声を掛け合って仕事ができる方
・現場ごとの変化を楽しめる方
・責任を持って安全確認ができる方
・完成したものが形に残る仕事をしたい方
電気工事は専門職ですが、最初からすべての知識や技術を持っている必要はありません。先輩の補助をしながら、道具の使い方や材料の名称、施工手順を一つずつ覚えていくことが大切です。
■まとめ
店舗の電気工事では、配線・配管、照明器具、コンセント、スイッチ、分電盤、空調設備、看板照明など、幅広い工事を行います。
店舗の業態やデザインによって必要な設備が異なるため、現場ごとに新しい経験を積める仕事です。
また、内装業者や設備業者などと連携しながら、一つの店舗を完成させる面白さもあります。
電気工事の技術を身につけたい方はもちろん、ものづくりや空間づくりに関わりたい方にも適した仕事です。
■店舗や照明の電気工事に興味がある方は株式会社灯へご応募ください

株式会社灯は、広島県広島市を拠点に、店舗・オフィス照明、デザイン照明、空調工事、高圧受電設備工事など、幅広い電気工事を手掛けています。
店舗ごとの雰囲気や使い方を考えた照明工事にも携わっているため、一般的な電気工事だけでなく、空間づくりに関する技術や経験も身につけられます。
電気工事の経験を活かして仕事の幅を広げたい方、未経験から専門技術を身につけたい方、店舗や照明の仕事に興味がある方は、株式会社灯へぜひご応募ください。

