広島市安佐北区を拠点に、電気工事からこだわりの照明リノベーションまで手掛けている株式会社灯（あかり）です！
「第二種電気工事士の資格を取ると具体的に何ができるようになるのか」「未経験の自分でも合格できるのか」、そんなふうに悩むことはありませんか？将来のキャリアや試験の難易度について、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。実は、この資格があれば一般的な電気工事はもちろん、照明で空間を彩るようなクリエイティブな仕事にも挑戦できるのです。
そこで今回は、第二種電気工事士ができる作業範囲や第一種との違い、未経験からプロを目指すためのポイントについてご紹介していきます。手に職をつけて安定したい方はもちろん、DIYやデザインなど「空間づくり」に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
■住宅や店舗の電気工事が可能
第二種電気工事士は、一般住宅や小規模な店舗といった「一般用電気工作物」の工事に従事できる国家資格です。コンセントの増設から、オフィスの照明リノベーション、エアコンの設置まで、暮らしやビジネスに欠かせない電気設備を整えるのが主な仕事です。
・自宅のDIYや配線もOK
壁のスイッチをオシャレなデザインに交換したり、コンセントを便利な位置に移設したりする作業は、実は資格がないと法律で行えません。配線ミスによる感電や火災を防ぐためです。 この資格があれば、業務としてお客様の空間を作るだけでなく、自宅を自分好みにカスタマイズする本格的なDIYも安全に行えるようになります。「自分の家を自分でカッコよくしたい」という理由で取得を目指す方も少なくありません。
・600V以下の設備が対象
扱える範囲は、電力会社から600V以下の電圧で受電している場所です。専門用語で難しく聞こえますが、要するに「一般家庭」や「街中のコンビニ、美容室、カフェ」などがこれに該当します。 建物内の配線工事はもちろん、当社（株式会社灯）が得意とするような店舗のライティング（照明演出）や、空調機器の取り付けなど、未経験からスキルを身につければ活躍できる現場は非常に多いのが特徴です。
・工場などの大きな現場は？
大規模な工場やビルなど、高圧電力（600V超）を引き込んでいる施設は、原則として「第一種電気工事士」の領域となります。しかし、そうした大きな建物内でも、末端の照明交換や100V・200V機器の配線などは、第二種電気工事士取得後に「認定電気工事従事者」の認定を受けることで、対応可能な作業となります。まずは需要の高い第二種を取得し、現場経験を積みながら、将来的に第一種へステップアップを目指すのが一般的なキャリアパスです。
■1種と2種の違いを徹底比較
「どちらの資格を目指すべきか」は、多くの方が迷うポイントです。大きな違いは、工事ができる建物の規模や扱う電力の大きさにあります。具体的な作業範囲の違いと、キャリアプランに合わせた選び方について、わかりやすく解説します。
・作業できる範囲と現場
第二種は、すでに解説した通り一般住宅や小規模な店舗などがメインです。対して第一種電気工事士は、大きな工場やオフィスビルなど、「最大電力500kW未満」の自家用電気工作物まで扱えるようになります。 「500kW未満」と言われてもピンとこないかもしれませんが、中規模のスーパーマーケットや病院などがこれに含まれるイメージです。こうした施設では高圧の電気を引き込んでいるため、感電や事故のリスクも高まり、より高度な知識と技術が求められます。第一種があれば、大規模な建設現場やインフラ設備のメンテナンスなど、よりダイナミックなプロジェクトで活躍できるようになります。
・どちらから先に取るべき？
未経験から業界に入るなら、まずは「第二種」の取得が断然おすすめです。第一種の試験自体は誰でも受験できますが、試験に合格しても免状（免許）の交付を受けるには、原則として実務経験が必要になるからです。 そのため、まずは受験資格の制限がない第二種を取得して、当社のような会社に就職するのが王道です。実際の現場で配線や機器の設置といった技術を磨きながら実務経験を積み、働きながら将来的に第一種へのステップアップを目指すのが、最も効率的で確実なキャリア形成のルートと言えます。
■照明や空調で空間を創る仕事
電気工事士の資格が活きる場面は、裏方の配線作業だけではありません。特に当社が力を入れているのが、光で建物の魅力を引き出す「照明演出」や、快適な環境を作る「空調設備」の分野です。ただ電気が点けば良いというだけでなく、そこで過ごす人の心地よさや感動を作る、クリエイティブな側面もこの仕事の大きな魅力です。
・店舗照明やデザイン施工
カフェやアパレルショップ、オフィスなどで、「なんだかオシャレだな」と感じる空間には、必ず計算された照明の配置があります。 ペンダントライトの吊るす高さや、スポットライトが商品を照らす角度ひとつで、お店の雰囲気はガラリと変わります。こうした「空間デザイン」に関われるのは、第2種電気工事士の資格を持ち、かつデザインに強い会社で働く特権です。自分の施工したお店にお客さんが入り、賑わっている光景を見た時の達成感はひとしおです。
・空調やオール電化も活躍
生活に欠かせないエアコンの取り付けや、キッチン・給湯器のオール電化工事も、重要な業務の一つです。 これらは専用のコンセント設置や電圧の切り替えなど、電気の知識が必須となります。また、室内機や室外機を美しく設置するには、配管をきれいに通す技術も求められます。「部屋が涼しくなった」「光熱費が下がった」と、お客様からの感謝の言葉をダイレクトにいただけるため、日々のモチベーションに繋がりやすい仕事です。
■独学や未経験で合格するコツ
国家資格と聞くと「難易度が高そう」と不安になるかもしれませんが、第2種電気工事士は受験資格に制限がなく、真面目に取り組めば未経験でも十分に合格が狙える資格です。筆記試験と技能試験（実技）の2段階がありますが、それぞれの特徴と、効率よく合格するためのポイントをご紹介します。
・テキスト選びと費用の目安
書店には初心者向けのテキストや過去問題集が数多く並んでいます。独学の場合は、写真やイラストが多く、専門用語が噛み砕いて解説されている参考書を一冊選び、まずは基礎を固めるのがセオリーです。 費用に関しては、受験手数料に加え、テキスト代、そして技能試験の練習に使う工具セットと練習用部材（ケーブルや器具）の購入費が必要です。トータルで数万円の出費となるため、会社によってはこれらの費用を負担してくれるケースもあります。
・実技試験は独学だと難しい
筆記試験は暗記で乗り切れても、多くの人が壁を感じるのが「技能試験」です。配線図（複線図）を見て、制限時間40分以内に実際のケーブルやスイッチを加工・接続し、欠陥のない作品を完成させなければなりません。 独学の場合、「自分の作業のどこが悪いのか」「欠陥の判定基準」を自分で判断するのが難しく、合否が不安になりがちです。工具の扱いにも慣れが必要なため、動画を見ながら何度も手を動かして練習する根気強さが求められます。
・働きながら取るのが最短
実は、未経験者が資格を取る一番の近道は、電気工事業界に飛び込んでしまうことです。 現場で先輩が作業する姿を見たり、実際に部材に触れたりすることで、テキスト上の知識が「実体験」として頭に入ってきます。当社のように資格取得支援制度がある会社なら、工具の貸し出しや、プロの先輩による実技指導が受けられるため、独学よりも圧倒的に高い確率で、かつスムーズに合格を目指すことができます。
■まとめ
第二種電気工事士の資格は、単に「工事ができる」という許可証ではありません。それは、人々の暮らしを安全に守り、時には照明ひとつで感動を与えることができる「プロフェッショナルへの入り口」です。
AIやデジタル技術が進化する現代においても、現場で手を動かし、建物の形状やお客様の要望に合わせて最適な配線・設置を行うこの仕事は、決してなくなることのない将来性のある職業です。むしろ、省エネ需要やリノベーション人気の高まりにより、その価値は年々高まっています。
株式会社灯（あかり）では、未経験からこの世界に飛び込む方を全力で応援しています。「資格も経験もないけれど、手に職をつけたい」「カッコいい空間づくりに関わりたい」という意欲さえあれば、専門的な知識や技術は入社してからいくらでも身につけられます。実際に、多くの先輩社員が未経験からスタートし、今ではお客様に頼られる技術者として活躍しています。
私たちと一緒に、広島の街、そしてそこに住む人々の心に「あかり」を灯す仕事をしてみませんか？
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ採用情報をチェックしてみてください。あなたとお会いできるのを楽しみにしています。
