特殊演色評価数の見方!プロが教える高演色LEDの選び方

こんにちは!広島市安佐北区を拠点に、デザイン照明やリノベーションを手掛ける株式会社灯(あかり)です。


店舗や住宅の照明を選ぶ際に、「カタログに載っているRa(平均演色評価数)の数値だけで本当にきれいに色が見えるのだろうか」「アパレルの服や飲食店の料理をさらに引き立てるにはどこをチェックすべきか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。


一般的な明るさや光の色だけでなく、モノが持つ本来の色彩を美しく再現するためには、一歩踏み込んだ「特殊演色評価数(Ri)」という個別の指標を理解することが重要になります。


この記事では、特殊演色評価数の意味やRaとの決定的な違い、現場で役立つ数値の目安、そしてパナソニック製の高演色LEDが選ばれる理由について解説します。


店舗照明のクオリティを劇的に上げたい方や、ワンランク上の提案力を身につけたい電気工事士の方はもちろん、空間のデザインにこだわりたい方はぜひ参考にしてみてください。


■ 特殊演色評価数とは

照明によってモノの色がどう見えるかを表す指標を演色性(えんしょくせい)と呼びます。太陽光を基準の100として、数値が近いほど自然な見え方になります。


一般的によく使われる「Ra」だけでなく、より専門的な評価基準として「Ri」という数値が存在します。店舗のライティング設計において、この数値の理解は仕上がりを左右する重要な要素です。


・ 平均演色評価数との違い

カタログにある「Ra」は平均演色評価数のことで、一般的な8色を平均した数値です。オフィスの環境ならRaだけで十分ですが、アパレル店舗や飲食店では不十分な場合があります。


特殊演色評価数(Ri)は、赤色や肌色、木の葉の緑など、鮮やかな7色を個別に評価する指標です。Raが高くてもRiの特定の数値が低いと、お肉や服の色がくすんで見える原因になります。


・ 数値Riの決め方

この数値は、基準の光と試験するLED照明で照らしたときの「色のズレ」を計算して決まります。再現性が高く、ズレがない状態が最大値の100です。RiにはNo.9からNo.15の番号があり、特定の色彩に対応しています。


例えば、No.9は鮮やかな赤色、No.15は日本人の肌色を見るための指標です。店舗の用途に合わせて、どの番号の数値を重視すべきかをプロは判断しています。


・ 色温度との違い

よく混同されるのが色温度(いろおんど)との違いです。色温度は光そのものの色味のことで、オレンジっぽい温かみがあるか、青白いかという光の違いです。


これに対して演色性は、その光に照らされた「モノの見え方」を表します。どんなに光の色が理想的であっても、演色性の数値が低いと本来の色が再現されません。快適な空間を作るには、光の色と見え方の両方を考慮する必要があります。


■ 演色性が高い照明の効果

照明の演色性が高いか低いかによって、そこで過ごす人の心地よさや、モノの魅力は大きく変化します。


単に部屋を明るくルーメン(光の量を示す単位)を稼ぐだけでなく、光の質にこだわることで、空間の価値を高められます。特に、店舗のディスプレイやリビングの雰囲気づくりにおいて、高い効果を発揮する要素です。


・ 演色性が高いメリット

演色性が高いLED照明を導入する最大のメリットは、自然光(太陽の光)に近い本来の美しい色合いを再現できることです。


例えば、アパレルショップでは服の正確な色味を伝えられ、飲食店では料理がとても美味しそうな印象になります。また、住宅の洗面所や美容室では、鏡に映る肌色や顔色が健康的に見えるため、メイクや作業がしやすくなります。


空間全体の色彩が鮮やかになり、インテリアがよりおしゃれに引き立つコーディネートが実現します。


・ 演色性が低いデメリット

逆に演色性が低い照明器具を使用すると、部屋全体がどこかくすんだ、元気のない雰囲気になってしまいます。例えば、昔の道路でよく使われていたオレンジ色のナトリウムランプの下では、すべてのモノが同じような色に見えたはずです。


そこまで極端ではなくても、一般的なオフィス用の蛍光灯や低価格なLED電球では、赤色が茶色っぽく見える可能性があります。色彩の正確な判別が必要な展示スペースや美術館などでは、大きな問題点となるため注意が必要です。


■ 演色評価数の数値の目安

演色性を客観的に判断するための指標として、JIS(日本産業規格)などで定められた具体的な数値の目安があります。


設計や施工の現場で照明器具を選択する際、どの程度の数値を基準にすれば良いのかを知おくことは必須です。数字が持つ意味や、それぞれの見え方の違いについて分かりやすく解説します。


・ 数値70の見え方

演色評価数が70(Ra70)前後の光源は、色の再現性があまり重視されない場所で一般的に採用されています。例えば、屋外の駐車場や倉庫、建物の通路など、安全のために最低限の明るさがあれば十分な環境です。


この数値の照明の下では、細かな色味の違いを見分ける作業には向いていません。

住宅の室内や店舗の空間など、人が長く滞在して快適さを求める部屋への導入は避けるのが賢明です。


・ 数値80以上が示す内容

数値が80以上(Ra80以上)の製品は、現代の住宅やオフィスにおける一般的な標準クラスとされています。通常の生活環境やデスクワークを行う部屋であれば、この基準を満たしていれば十分に快適に過ごせます。


白熱灯や一般的なLED電球の多くがこの領域に属しており、違和感のない自然な見え方を実現することが可能です。ただし、より高いレベルのデザイン性や、商品の魅力を引き出したい店舗では、さらなる高演色形が必要とされます。


・ 最大値100の効果

演色評価数の最大値である100は、太陽光と全く同じ条件でモノの色を100%完璧に表現できることを意味します。白熱電球や一部の特殊な高演色LED照明がこの数値、またはRa98といった極めて高い領域に達しています。


この光の下では、人間の視覚が最も自然に色を認識できるため、美術館や博物館の展示、医療の検査現場などで必須です。色に対するストレスが一切なくなり、対象物の持つ本来の美しさを最大限に引き出す効果があります。


■ まとめ

今回は、特殊演色評価数の意味や、演色性が高い照明が空間に与える効果について解説しました。単に部屋を明るくするだけでなく、赤色や肌色といった特定の色味を正しく、美しく再現する技術は、特に店舗照明や上質な住宅デザインにおいて非常に重要です。


カタログにあるRaの数値だけでなく、Riという一歩踏み込んだ指標を理解することで、お客様のビジネスや暮らしの質を高める最高のライティング(光の演出)を提案できるようになります。光の性質を深く追求する知識こそが、施工の価値を高める鍵となります。


■ 空間を演出する電気工事なら灯へ応募ください!

株式会社灯(あかり)は、広島市安佐北区を拠点に、店舗や住宅のデザイン照明・リノベーション工事を専門に手掛けている会社です。


私たちは、単に言われた通りに配線をして器具を取り付けるだけの存在ではありません。空間のコンセプトに合わせて特殊演色評価数まで考慮し、最適な光でお客様の理想を形にする、クリエイティブなモノづくりを行っています。


より高いレベルの照明設計を学びたい経験者の方はもちろん、イチから本物の技術を身につけたい未経験の方も、会社全体でバックアップします。


少しでも私たちの仕事に興味を持っていただけましたら、まずは一度お気軽にお話を聞かせてください。あなたにお会いできるのを楽しみにしております。


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